うれしい話
1月6日の夜のこと。
少し早めに診療が終わり、スタッフの人たちが帰り始めた時のことです。
裏の出入り口から、かわいい赤ちゃんを抱っこした女の人が、「こんばんはー!」と顔を出しました。
以前、当院にかかっていた患者、中村さんでした。
私:「いやーしばらくぶりーッ。この赤ちゃんだねー。良かった、良かった、良かったねー!」
中村さん:「皆さんに生まれた子供を見せに来ようと思っていたけど、なかなか来られなかったので、今日タイミングをみて来ました。」とのことでした。
当院は、接骨院ですが、以前から、不妊の方が温熱療法を続けて妊娠に成功した多くの報告を受けています。実は中村さんは、結婚してしばらくたっても、子供さんに恵まれず、ずっと悩んでいました。また、肩と腰の痛み、冷え症の悩みもありました。中村さんは、当時、仕事の疲れやストレスがあり、全身の血流、自律神経、ホルモンの流れが停滞した状態でした。まずは、血流改善と心のリラックスが大事と考え、全身の温熱療法とマッサージを続けました。
そして、昨年、「ついに妊娠した」との報告を頂きました。その後、どうしたかなと思っていたところ、この度、生まれた赤ちゃんを見せに来てくれたのです。その日は、スタッフも私も、大喜びで中村さん親子を治療室に迎え入れ、みんなで赤ちゃんを中心に話が盛り上がりました。赤ちゃんの名前は茉央ちゃんと付けたそうです。家族中の話題を一人占めにして、みんなから愛されている姿が目に浮かびます。
その日の夜は、家内と赤ちゃんの話題を肴に、美味しいお酒を頂きました。めでたし、めでたし(^u^)
この仕事は、肉体労働、そして精神労働でもありますが、うれしいお話を聞くと、その瞬間に全ての疲れがスーッと吹っ飛んでしまうのです。本当に有り難い仕事だと思っています。患者様に感謝です。