師匠と門下生の会
10月22日は、私の師匠、三本菅伸夫先生を囲んだ門下生の会がありました。
毎年、10月に近隣の温泉に集まり旧交を温めるのが慣わしです。
27年前の4月に、私は三本菅接骨院の門をくぐりました。
当時は、住み込みで、師匠と衣食住全てを共にするのが、そこのやり方でした。
若い研修生が3~4人いて、皆、将来の開業を目指して修業しておりました。
師匠が白と言えば白、黒と言えば黒という時代。
師匠と門下生のあうんの呼吸は、実に見事なものでした。
同じ釜の飯を食った同士というのは、一糸乱れぬ考え方、行動をとるものです。
一を聞いて十を知るなどということも、住み込みならではの習慣です。
しばらくぶりに、会った仲間は、あっという間に昔の顔に戻り、酒を酌み交わしながら、しばしタイムスリップの時間を皆で共有しました。
そこでは、一緒に暮らした仲間でしかわからない出来事や、叱られたこと、失敗したことは、全て笑いのネタになり、時の流れが全ての事を浄化してくれるのだとつくづく思いました。
私は、三本菅接骨院での修業期間が一生の財産になっています。
お陰様で、自分の周りには、毎日家族がいて、接骨院には従業員がいて、患者様に来て頂ける事。
つくづく、自分は恵まれていると感じます。
当たり前のような生活かもしれないけれど、門下生の会に毎年参加すると、
ここがあってこそ、今の自分がいるのだと、感謝の念でいっぱいになります。
住み込みの生活こそ、いま求められている本物の結束力が生み出される秘訣がたくさん詰まっていると思います。
つくづく自分はよい経験をさせていただいたと、感謝しています。