批判、本能、反省etc、、、
大変な地震後、皆様お元気でしょうか?
連日、ニュースでは、地震や津波のほかに原発事故の状況が流れています。
昨日、携帯の田尻賢、治療家甲子園理事長のメルマガの一部と私の意見です。
――原発事故に関して大事なこと
「誰かを批判をしない。
意識しないと、ついついそうなりがちです。
国が…行政が…東京電力が…
そうじゃないです。
みんな限界までやってます!
では、自分は? とにかく、批判はプラスの感情を産まないですね」――
避難生活や、不便な生活を強いられると、誰でもついつい誰かを標的にして鬱憤を散らしたくなりますよね。
原発を作ったのは、東京電力、その政策は国です。
では、快適な生活を送るために、より多くの電力を欲しがったのは誰でしょうか?
東京をはじめ、関東地方のお客さんですよね。
しかし、東京に限らず、電気のある快適な暮らしを送っていたのは、東北の人たちも全国の人たちもみな同じだと思います。
原発の立地を決定した背景は、いろいろあるでしょうが、ここではひとまず置いておきます。
問題にすべきは、人間の限りない欲望についてです。
人間は一たび、美味しい物、快適なことなどの快感を覚えてしまうと、さらに美味しい、さらに楽しい、さらに快適なものへとどんどんその欲求のレベルが限りなく上がっていきます。
昔は、暖をとるにしても、蒔きやストーブだったものが、エアコンをはじめオール電化などへと、どんどん電力が必要な生活に変わって来たわけです。
その流れは、誰にも変えることは出来ません。
なぜなら、人間の本能だからです。
先般、石原東京都知事が、今回の地震は「天罰だ」と言って批判を受けましたが、被災者の方に対して言ったのではなく、人間の深い本能、あるいは煩悩、欲望、我というものに対する、、地球、宇宙からの警告のようにも思えるのです。
一たび便利で快適な生活に慣れてしまった現代人は、電気、水、ガソリンなどを湯水の如く使い、垂れ流していたように思われます。
太陽など宇宙の偉大なエネルギー、天の恵、自然の営みなど目に見えない大きな力によって私たちは生かされています。
今回の地震と原発事故の教えは、今までの本能を満たすための生活から、自然に感謝し自然と共に生きる生活へとその方向転換する必要性を示唆しているように思えました。
もう一度、大自然と共に共存共栄ができる生活を考えなければならないと思っています。
原発事故が収束したら、次は、人間のわがまま、欲望をどれだけコントロール出来るかですね。
こちらの方が、大きな問題かもしれませんね???