二通りの生き方
私たちは二通りの生き方があるようです。
一つは素晴らしい幸運の中にいながらそれに気付かず、その中のちっぽけな不運にとらわれて不平不満を言い、自分自身を攻めて卑下したり、人を責めたてて暗い顔と暗い心でますます不安をつのらせていく生き方です。
もう一つは、大きな不運に見舞われながらも、それにとらわれず、不運な境遇の中にある小さな幸福を大きくかみしめて、朗らかな心と顔で暮らし、不運を幸運に転じていく生き方です。
ほとんどの人の中に、この二つの思いがあり、どちらかに揺れ動きながら、進んで行くのが普通です。
いずれにしても自分自身の心が感じとり、作り出すものです。
ならば、楽に生きた方がいいですよね。
幸も不幸もその人が、どう考えるかなのですね。
人間は、何度も失敗したり、思っていることと逆の言葉や行動をとってしまったりと、自分自身をコントロールすることもままなりません。
まして、人のことをコントロールしようなどということは到底無理なことです。
ところが、夫婦や親子、兄弟、恋人、友人、同僚、仲間など、言えばわかる、また、わかってくれるだろうなどと思いこんで、自分の感情をまっすぐにぶつけてしまったりしてしまいます。
すると、思わぬところで深い溝に気づいたりすることがあります。
自分勝手な思いこみや、甘えから起きることです。
深い溝があっても、穴埋めすることが出来ます。
それは、ほんのささやかな言葉、「有り難う」と「感謝」の気持ち。
最初は、嘘でもいい。無理でもいい。
役者になって「ありがとう」の台詞を練習するのです。
すると、「ありがとう」が次第にうまく言えるようになります。
今日は、3月9日⇒「サンキュー」⇒『ありがとう』の日です。
今朝のミーティングで今日は「ありがとう」の連発の日にすると宣言しました。
私も役者になって、今日から練習開始です。